
炭酸ガス(CO2)フラクショナルレーザー
について
ニキビ痕や傷痕の治療、自傷瘢痕(リストカットの瘢痕)の治療に使用します。
フラクショナルレーザーを傷跡に照射すると、点状に無数の微細な穴があき、その穴を治すために皮膚の成長因子が放出され皮膚の新生やコラーゲンの増生の働きが起こります。
この働きにより傷跡の萎縮した瘢痕組織も徐々に入れ替えられることで改善されて行きます。
傷痕、ニキビ痕の治療は診察から自費診療となります。(初診2,200円)
診察後、症状に合わせた施術の承諾書をいただき、処置のご予約をお取りください。
TREATMENT 施術概要
ニキビ痕の治療ACNE SCARS
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ニキビ痕
ニキビ跡は市販薬などで自力で消すことは難しく、ニキビ跡治療は保険適用とはならないため一般皮膚科では十分な治療が困難です。当院では自由診療ならではの、多種多様な治療方法をご用意し、ニキビ跡の症状(赤み・色素沈着・凹み・クレーターなど)に合わせた治療をご提案しています。
また、ニキビ跡はニキビそのものよりも治療が困難で時間もかかるため、いかにニキビ跡を残さずニキビを治していくか、も大変重要なポイントとなります。
ニキビ痕の治療は現在ニキビの症状が落ち着いている方に限ります。いずれの方法でもニキビ跡は浅くなってきます。
浅いニキビ跡は早く、深いニキビ跡は相当時間がかかります。
ダウンタイム、費用、改善率を考慮し、ご検討いただけると、幸いです。-
ニキビ痕の赤み
ニキビ跡の中でも比較的軽症で、肌のターンオーバーによって徐々に薄れていきますが、炎症がひどく皮膚の深い部分までダメージが与えられている場合は、時間が経過しても自然と赤みが薄れていくことが難しいと言われています。
当院では、赤みの程度によりアクトシン軟膏の塗布や、より早く赤みをひかせる治療として、炎症抑制効果のある、光(フォトフェイシャル)治療をおすすめしています。
症状によって治療期間は異なりますが、効果が出るまで複数回の施術が必要となります。 -
ニキビ痕の凹み(クレーター)
凹み・クレーター症状は、化膿ニキビへと症状が悪化し、ニキビの傷が真皮の深層に達して真皮を破壊してしまうことで発生します。
真皮が修復できたところとできなかったところの差が、凸凹・クレーターになり、元の肌状態に再生するのは極めて難しくなります。また、爪や不衛生な器具でニキビをつぶしたり、力いっぱいニキビをしぼることもクレーターの原因になります。
凹み・クレーターの改善方法としては、真皮を再生させるフラクショナルレーザー治療や、ダーマペン4、マッサージピールをおすすめしています。肌が受けたダメージの大きさによって治療期間は異なりますが、効果が出るまで複数回の施術を行う必要があります。
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利点 | 広範囲の傷跡や陥凹性瘢痕に照射できる。 表面麻酔(テープやクリーム)20分⇒施術5-10分程度 施術後の運動制限はない |
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細い傷跡 | 傷跡がたくさんある場合は、炭酸ガスレーザーのフラクショナル照射をお勧めします。 細かく点状に表皮から真皮を焼灼し、周りから皮膚を再生させる治療法です。 月に1回ずつ照射しますが、数ヶ月以上と時間がかかります。 |
幅広い傷跡 | レーザーでは、治りません。 切除縫合によって、幅を狭くしてから、レーザー照射を行い、段階的に組み合わせる場合があります。 |
自傷瘢痕の治療SELF-INFLICTED SCARS
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自傷瘢痕(リストカットの瘢痕)
残念ながら、現在の医療技術では リストカット 跡・根性焼きの傷跡を完全になくしてしまうことはできません。
しかし、切除縫縮やレーザーによる削皮術などで、傷跡を目立たなくしたり、違う形の傷跡に変えることで、リストカット 跡・根性焼きの傷跡とは気づかれなくすることは可能です。レーザー以外での自傷瘢痕は切除形成術となります。
メスで傷跡を切り取り、形成外科手技により「線状の傷跡」や「Z形やW形の傷跡」に変えて、リストカットや根性焼きの傷跡を手術後の傷跡のように変えてわからないようにします。- 適応する傷跡
- ・浅くて細かい傷跡がたくさんある場合
・新しい傷を作りたくない場合
・凹凸の少ない場合
・少しでも目立たなくなれば良い場合
リスク・副反応と対策・対応
- 効果を実感するまでに回数と時間がかかります。強く照射すると、赤みが長く続きやすくなり、茶色の炎症後色素沈着を生じやすくなります。
一旦、茶色になると、2、3か月の治療休止期間を設ける必要がありますので、
早く治したいからと、強く照射するわけにはいきませんのでご了承ください。

FLOW施術の流れとご予約方法
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01
お電話でフラクショナルレーザーの診察予約
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02
ご予約の日時でご来院
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03
麻酔クリームを塗布し
ラップして、20分待合室で待機 -
04
フラクショナル照射
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05
塩基性線維芽細胞成長因子
(フィブラストスプレー)を塗布 -
06
ラップして、5分間冷却
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07
ホームケア:
赤みが強い間はステロイドの軟膏を塗布 -
08
ホームケア:
上皮再生促進軟膏(アクトシン軟膏)塗布
(夜1回)へ変更 -
09
経過:
3日から1週間程度赤くなり、
1週間前後で点状のかさぶたができます
※ダウンタイムがあるので、最初は通常より弱く照射します。
PRICE 料金表
フラクショナル照射 | ||
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サイズ | 数量 | 料金 |
フラクショナル | 目尻~鼻横頬 | 16,500円 |
頬全体 (顎含む) |
33,000円 | |
1×1cm | 5,500円 | |
2×2cm(鼻) | 17,600円 | |
3×3cm (鼻・鼻横) |
29,700円 | |
4×4cm (鼻・頬) |
35,200円 | |
5×5cm | 41,250円 | |
アクトシン軟膏 2g | 550円 |