AGA

男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA)について

当院では、年齢別に進行度別に費用対効果を考慮したご提案を行っています。

AGAはAndrogenetic Alopeciaの略で、男性型脱毛症のことです。成人男性によく見られる脱毛症で、遺伝や男性ホルモンの影響で起こります。生え際や頭頂部の髪が薄くなるのが特徴です。AGAは進行性の脱毛症なので、早めの治療が大切です。

TREATMENT

男性ホルモンのテストステロンが5α還元酵素でジヒドロテストステロン(DHT)に変わると、毛乳頭の毛母細胞に抑制的に作用し、毛の成長がストップします。すると成長期が短縮し、通常よりも早く毛が抜けてしまい薄毛になっていきます。

  • フィナステリド

    30代・40代の方で、軽症から中等症のAGAにお勧めフィナステリド

    前頭部~頭頂部に分布する2型5α還元酵素を阻害。抜け毛を減らすことで徐々に増毛効果が得られます。2005年から発売されたプロペシア(商品名)ですが、2015年から後発薬フィナステリド(商品名)を当院でご購入できます。

    適応
    30代・40代の方で、軽症から中等症のAGAにお勧めです。
    副作用
    ・初期脱毛
    ・生殖活動の低下
    ・肝機能障害
    費用
    1か月 5,500円
  • デュタステリド

    フィナステリドで効果が出ない中等症から重症の方が対象デュタステリド

    5α1型(側頭部~後頭部)と2型(前頭部~頭頂部)の両方をブロック。デュタステリドはフィナステリド1mgより1.6倍効果が出ることが報告されています。これは、半減期が非常に長いためです。フェナステリドの半減期が3,4時間であるところ、デュタステリドの半減期は20時間と長時間です。そのため、副作用も出やすくなっていると考えられます。
    2016年から発売されたザガーロ(商品名)ですが、2020年から後発品デュタステリド(商品名)を当院でご購入できます。

    適応
    壮年期の方で、AGAが進んでしまい、フィナステリドで効果が出ない中等症から重症の方が対象です。
    副作用
    ・初期脱毛
    ・生殖活動の低下
    ・肝機能障害
    費用
    1か月 7,700円
  • エクオール

    10代から20代の方にお勧めエクオール

    エクオールは、大豆イソフラボンが腸内細菌で分解されて生成されます。エクオールは女性のシワを改善するということがテレビで話題になっていましたが、男性の薄毛の原因として同定されたジヒドロテストステロン(DHT)とも結合することが報告されています。このことから、AGAにも効果が期待されます。まだエビデンスは出ておりませんが、他と比較し、価格が安いので、20代の方にはお勧めしています。
    最初にイソフラボンを分解できる体質かどうか、尿検査(ソイチェック)を行っていただいてから、適応を判断します。 分解できない体質の方にはエクオールを含むサプリメントであるエクエルをお勧めしています

    適応
    10代から20代の方にお勧めです
    費用
    ソイチェック 4,180円
    エクオール(エクエルプチ)1か月 4,320円
  • ミノキシジル

    ミノキシジル

    育毛剤リアップの成分です。ミノキシジルは高血圧のお薬ですが、副作用として発毛が認められたため、薄毛の治療にも応用された経緯があります。
    日本ではミノキシジル内服は未承認ですので、医師の管理下に1/4量を服用していただいています。高血圧や不整脈の治療中の方は服用できません。

    適応
    3か月分 22,000円(未承認、輸入薬)
    副作用
    ・循環器系
    ・初期脱毛
    ・肝機能、腎機能障害
ミノキシジル内服薬に
関するご案内

当院では、女性の薄毛やAGA(男性型脱毛症)の治療の一環として、患者様の状態に応じてミノキシジル内服薬(海外製)を使用する場合があります。

本薬剤の特徴

本薬剤は、次のような特徴があります

  • 日本国内では承認されていない医薬品です(※医薬品医療機器等法上の未承認薬)
  • 国内において同一成分・同一用法の承認医薬品は存在しません。
  • 寺田院長が、自らの責任において信頼と実績がある医療専門輸入代理店を通して個人輸入を行い、医師の判断のもと使用・処方しております。
  • 諸外国(例:アメリカ、タイ、インド等)ではAGA治療薬として医師の処方下で使用されています。
副作用リスクについて

ミノキシジル内服薬には、以下のような副作用が報告されています

  • 全身性の多毛
  • 動悸・息切れ・胸の痛み
  • むくみ(浮腫)
  • 頭痛・めまい・立ちくらみ
  • 肝機能障害・腎機能障害
定期的な検査と診察について

重篤な副作用の予防・早期発見のため、下記のような定期的な検査と診察をお願いしております

  • 定期的なモニタリングの実施
  • 血圧測定(初診時および定期的に)
  • 心電図検査(必要に応じて)
  • 血液検査(肝機能・腎機能・電解質・血算など)
  • 特に高血圧、心疾患、腎機能低下などの基礎疾患をお持ちの方は、医師と十分に相談の上、慎重に使用可否を判断いたします。
注意事項
  • 診察、内服などすべて自費となります。(自費初診料 2,200円)
  • 3カ月に一度、診察が必要になります。(自費再診料 1,100円)
PRICE
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